日本一周~お金事情~

億万長者

日本一周に出る!と悩むと一番心配になるのはお金ですよね。
少し前に少年革命家ゆたぽんさんが、クラウドファンティングで487万円集めましたが資金不足になったこともありますね。
そんだけ資金があっても金欠になるのか!?
と思ってしみがちですが、そんなことはないです。それだけの資金があれば私なら日本五周は出来ます(笑)

バイクで日本一周~実績~

まずは私の日本一周の金銭面に関する成果です。
日数は173日間、内33日間はリゾートバイトをしていたので走行日数は140日間です。
走行距離は38,868.55kmです。

使用金額:879,219円

  • 整備代:363,849円(41.4%)
  • ガソリン代:215,200円(24.5%)
  • 食費:135,643円(15.4%)
  • 宿泊費:24,987円(2.8%)
  • その他:139,540円(15.9%)

上記が結果です。
173日間で使用した金額は879,219円ですね。
ただこれらに、年金や保険関係などは含まれていません。純粋にツーリング中に掛かった費用です。
正直、少し安く済んだと思いました。

ところが日割り計算をしてみると、173日間の場合は5,082円でした。
もう少し正確にすると、173日間の内33日間はリゾートバイトをしていたのでツーリング日数となると140日間になるんでしょうか。
140日で計算すると、一日当たり6,280円になります。
一日当たりに換算すると少し高い感じがしますね。
上記の円グラフに示した通り、整備代とガソリン代が全体の65%を占めて、バイクにとってかなり贅沢な日本一周になってしまった理由ですね(笑)

日本一周前に考えた費用計算のこと

私が退職前に各方面へキャンプツーリングへ行った経験から算出したのは、一日当たりの目安金額が5,000円です。
内訳は以下の通りです。
・ガソリン代:2,000円
・食費:1,000円前後
・キャンプ場代:1,000円前後
・観光や整備代:1,000円前後
もちろん毎日はしませんが観光もお金がかかりますから、多めに見て一日あたりの金額を決めます。

多めに見て余った分はメンテナンスに充てるつもりでした。
私はバイクで行っているので消耗品が多いです。

このメンテナンス代がデカくなる事は予想していました。

私のハーレーには交換サイクルが短いオイルが三種類あります。
・エンジンオイル
・ミッションオイル
・プライマリーオイル
の三種類です。

一度の交換でオイル系なら8,000円~15,000円程。前後のタイヤで8万円前後します。ブレーキも前後でそれぞれ一万円ぐらいはかかります。
それらも加味してざっくりの費用を算出しましょうね。高いですねぇ~

徒歩や自転車だといくらぐらい?

少し調べてみると、自転車で日本一周した人が一日当たり平均1,400円という体験談がありました。
自転車なのでバイクよりメンテナンスに充てる費用は少ない分かなり安いですね。

これが徒歩で日本一周になるとぐっと上がって、2,500円程度になります。
徒歩での荷物を含んだ移動距離は一日40km程度が限界と言われおり、日本一周の距離はおよそ12,000km
単純計算で300日かかる計算になります。真っすぐ歩いてしかも休息日無しとして、です。
道中当然道草寄り道はしたくなるので徒歩で日本一周している人は2~3年の日数を使って歩き続けている人が多いです。

自転車でも徒歩でも、もちろんバイクでもですが、どんな形の日本一周にするかによって費用はかなり変わってきます。
私はキャンプや野宿がメインだったので宿泊費用が極端に少なく見えますよね。
全体の2.8%しかない24,9876円なので、日割りで178円しか使っていません。
台風や天気の影響でネカフェを6日も使ってしまったのでこれだけ必要になってしまいました。
天気やトラブルは読めないので、考える段階では多めに考慮した方が無難ですね。
ちなみに万が一宿泊する場合は、ネットカフェは一泊2,500円ぐらいみておくと良いと思います。
ライダーズハウスやゲストハウスもネットカフェと同じか少し高いぐらいだと予想しておくと良いと思います。

私は道の駅泊が特に後半はメインになっていました。
道の駅でのキャンプ泊はグレーゾーンで、場所によっては「キャンプ禁止」や「テント設営不可」の看板がありますので従ってくださいね。
すべての道の駅に言えますが、火気厳禁ですのでバーナーの使用も控えてください。
多くの道の駅は開店時間が10時になっているので、早めに撤収と掃除をして営業の邪魔にならないように心がけてください。

こんな感じで一日当たりにいくら必要か、ある程度の予想を付けておくと計算しやすいです。
自分の日本一周がキャンプメインなのか、ネカフェやライダースハウスなどの施設の利用がメインなのか、しっかりと考えてみましょう。

自炊の落とし穴

ご飯は基本は自炊で考えていて、結果も殆ど自炊でした。
当然かかるお金のことを考えると自炊の方が絶対に安く済むんだと思っていました。

やって分かったのは
自炊でも工夫をしないと、コンビニ弁当よりも高くつく。
という事でした。

この工夫というのは、かなりの工夫をしないと真剣にコンビニ弁当よりも高くつきます。
一度計算してみましたが、ピーマンやもやしなど手を出しやすい野菜と簡単な塩コショウの調味料とコンビニ弁当だと良い勝負ぐらいです。
それでもバーナーに使っているガスだったり細かい消耗品を入れると、コンビニ弁当に采配があがりそうです。手間も入れると余計にね。
コンビニ弁当にはスーパーなどのお弁当も同様です。とても安くご飯が食べれるので、コンビニ飯のみでも十分やっていけると思います。

私も長野でのリゾバが終わった後、キャンプ場にも入れなかったのでコンビニでのお弁当を食べ続けていました。
3日間も食べ続けると身体が不調を訴え喉を通らなくなり、諦めて自炊をしました。
この3日間の食費を考えると、自炊をしていた3日間よりも安くすんでるし、精神的にも「ご飯を作る」という負担が減り楽ではありました。
値段だけを考えればコンビニ弁当の方が安くて楽なんですが、身体が資本の日本一周中は辞めたほうが良いと思います。

もし自炊が得意で自炊で走り続けることを考えているなら、保存環境をしっかり作った方がいいです。
キャベツや白菜を使いたくなった時に、一玉買ってしまうと当然2~4日ぐらいは使えるので持ち歩く事になると思いますが、荷物の中で温度にやられて傷みやすくなります。
私が出会った人は、クーラーボックスを持ち歩き必ず冷凍食品を買って冷凍食品と一緒にクーラーボックス内で野菜を保管していました。
それで二日ぐらいは持つそうなので、料理が楽な冷凍食品も使えるし野菜も長持ちするしで上手い方法だと思いましたよ。

日本一周中の食事事情については別記事でもまとめてあるので、こちらもどうぞ。

ちなみに自炊で使った燃料(ホワイトガソリン)や、オイルランプで使った灯油等は”その他”に入れてます。

支払方法と銀行

何かと現金を持たない現代ですが、私は現金に拘っていました。
その場で目に見えるやり取りが精神的にも落ち着くし、支払日が近づくにつれてドキドキするのも嫌なんです。
その分現金を持ち歩くというリスクは増えますが、日本なので財布を肌身離さす持っていればいいかなぁと思っていました。スリには会いにくいでしょ。

元々はクレジットカードを1枚だけ持っていましたが、出発の3ヶ月ほど前から使用しませんでした。もちろんツーリング中も。
手持ちのお金が無くなったらATMから手軽に引き出せる必要があります。
ATM手数料も毎回払っていたらバカらしいので、日本全国にありATM利用料が基本的に無料な口座をメインで使う必要がありました。

ズバリ、日本一周する際に1番お勧めの口座はゆうちょ銀行です。
大なり小なりどこの町にもありますし、大抵はATMも配置されています。
小さい局しかなくても平日の昼間であればATM手数料は無料ですし、操作できるATMは全て無料でした(2017年4月現在)
日本全国にありますが、大概は駐車場が使いにくい点です。
なんであんなにも入りにくい駐車場になっているのか、不思議ですね。

日本一周お金事情でした

以上が私が日本一周をする前とした後のまとめです。
実は日本一周前は三菱UFJ銀行を使おうとしていました。というかほとんどの有り金をUFJに入れて行きました。
途中で不便さに気付き、親に説明してお金の移動をしてもらいました。
年金や保険などはUFJから落とされるようにしてあったので、全てのお金を移動するわけにもいかず、細かい神経を使ってしまいました。
そんな事が無いように、日本一周中にも支払う必要があるものに関しては事前に全納するか、同じ口座から引き落とされるようにした方が楽になれると思います。

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