2017年8月30日~9月28日 長野~愛知 ~日本一周ツーリング第十章(最終章)~

最後

これまでのあらすじ~2017年日本一周ツーリング~

2017年4月9日~4月16日 出発から淡路島上陸~日本一周ツーリング第一章~

2017年4月16日~5月1日 淡路島から四国脱却まで~日本一周ツーリング第二章~

2017年5月1日~5月15日 岡山から沖縄上陸~日本一周ツーリング第三章~

2017年5月15日~5月21日 沖縄上陸から沖縄脱出~日本一周ツーリング第四章~

2017年5月21日~5月27日 九州着から脱出まで~日本一周ツーリング第五章~

2017年5月27日~6月7日 本州縦断、北海道上陸~日本一周ツーリング第六章~

2017年6月7日~7月18日 北海道上陸~北海道脱出 ~日本一周ツーリング第七章~

2017年7月18日~7月28日 東北~長野バイト ~日本一周ツーリング第八章~

2017年7月29日~8月29日 長野バイト ~日本一周ツーリング第九章~

いよいよ最終章です。長かった日本一周も、まとめのブログも遂に終わってしまいます。
寂しく感じますが、次のステップへ行くという訳のわからん感じがあったり、振り返っているうちに懐かしさや寂しさを感じたのは間違いないんですよ。また行きたいなぁと思います。

バイト終了してからの移動

バイトが終わってからどうするか、悩みました。バイクのハンドルに任せていると北東へ向かったので、気の赴くままに走りました。
出発した時から曇り空でしたが、夕方ごろから本格的に雨が降ってきました。久しぶりの屋根も壁も約束されていない一夜。どうなることかと思いました。
リゾートバイトで家で生活することに慣れてしまった怠け者。テントを張るのも面倒になっていました。雨だし。
辿り着いた道の駅「白沢」の駐車場にあった東屋みたいな場所で一夜を過ごしました。

カッパを着てテントも寝袋も出さずに無事に一夜を過ごしました。結構激しい雨が降っていて途中何度か雨音で目を覚ましました。
この道の駅、結構広くヨーロッパのような街並みをイメージしているのか、テラスみたいな所が多かったですがそこにテントを張って宿泊してるバイク乗りの方もいました。
北海道の帰りらしく少しだけ話をしました。

振り返っていて思いましたが、この後半は道の駅泊が多くなっていました。道の駅は基本的に火気厳禁でバーナーの使用を遠慮していた事もあり前半はコンビニ弁当を食べていました。
コンビニ弁当を三日も食べていると体調を崩し気持ち悪くなったので、それからは道の駅でもバーナーを使い自炊させてもらっていました。マナー違反ですよ。

なんかと一夜を過ごし、北上していると霧降高原の方へ。
霧降高原
天気はあいにくですが、走っていくとだんだんと晴れてきました。一部放牧もされていて気持ちのいい道でした。
霧降高原晴れ
霧降高原放牧

こういった看板が心が躍りますね(笑)
国道三つ
地図で確認がとてもしにくいんですよねぇ。
道の駅「たじま」では、昔ハーレーに乗っていたがケガを下半身不随になり降りた。生命保険の解約などでお金を工面して手術をし回復復活。その後カブ50を購入し桜前線と共に九州から北上し、北海道まで行ったというおじちゃんが話を聞かせてくれました。
こういった、人に歴史ありという話は聞けて嬉しくなります。

新潟県の山を走りたかったので福島県を突っ切ります。
段々と晴れ間も見えてきて田子倉ダムを通るころにはいい感じに晴れ間が見えます。
田子倉ダム
道の駅「たじま」でお会いしたおっちゃんに勧められた、道の駅「とちお」に出ている屋台の油揚げを頂きます。
とちお油揚げ
美味しかった・・・ですよ?忘れてるだけで。
この道の駅「とちお」は縄文土器の火焔土器が出土したらしくオブジェがありました。
火焔土器

この辺は本当にいい景色が続きます。
この辺りは本当にいい景色

北海道か?というぐらいいい景色ですね。新潟の加茂周辺ですね。
橋の門柱にも土器らしきものがありますね。
橋の門柱
新潟の山間部を走っていたらそのまま山形県へ入ります。

ちょっとずつ都会という家が増えていきますね。
山形入り
このあたりから最上川になりますね。
最上川
こういう道はわくわくしますね。最上沢沿いに走っている山側県道30号ですけどね。こういった道をもっと走りたいと思います。
最上川沿いの県道30号
だいぶ北上し最上峡を越えた辺りから田んぼに風車が見えてきました。
風車とバイク

山形県の観音寺町かな。鳥海に入る手前ぐらいのファミリーマートで休憩していました。
ずっと気持ちが良い道が続き、調子に乗って走りすぎました。
コンビニの駐車場でヘルメットもゴーグルも外さずに休んでいました。すると、コンビニから出る大型トラックから俺に手招きしてる兄ちゃんが目に付きました。
トラックの兄ちゃんってガラも悪いですよね。俺もガラはそんなに良いほうじゃないと自覚はあるので
何か文句か?俺に文句か?
とヘルメットもゴーグルもバンダナもしたままで歩いて行きました。文句なら聞こう、手を出されたら出し返す!
という気概で肩を怒らせながら。
すると運転席から渡されたのは梨二個。
これには驚きました。日本一周中って殆どフルーツを食べれてなかったんです。お高いし。
嬉しくなり、すぐに齧り付いていました。
運転手さんの嬉しそうな顔は今でも覚えています。
なし
くれた人、本当にありがとうございます。

瑞々しい梨を食べ元気になったので、まだまだ走ります。
右手に見えるのは大好きな鳥海山
鳥海山
キレイですね。
この日は道の駅「象潟」の24時間開放の休憩所で一夜を過ごします。
海沿いなので夕日をのんびり眺めます。まるで悪いことの前兆のような夕日でした。
象潟の夕日

翌日は近くの元滝伏流水へ行きました。
元滝ジオパーク
元滝
バイクを止めて結構歩きました。
元滝の景色
川や滝だけじゃなく、自然そのものがとても綺麗でした。

県道58号を行くが、途中で通行止めになっていました。
鳥海山通行止めゲート
この通行止めは土砂崩れですね。
焦るなという警告だと思い、Uターンして少し行った場所にバイクを止めて記念撮影してしまいました。
鳥海山記念撮影
もうこの当たりからデニムがボロボロになってますね(笑)青森で焚火をやっていたので火の粉が飛んだみたいで、少しずつ糸がほつれてきていました。

ちょうどこの日、秋田県出身のシンガーソングライターの高橋優さんのコンサートがあったらしく、一部分だけ大渋滞していました。
渋滞に並んでいたジムニー乗りの方が窓から叫んで教えてくれました。特に興味もなかったので渋滞回避をしました(笑)
高橋優

近くにあるキャンプ場としても解放されている法体の滝へ行きました。
法体の滝01
法体の滝02
法体という名前に惹かれて行ったんですよね。そしたら弘法大師が名づけの親でした。
導かれるものですね。

秋田県側から見える鳥海山と思われる山。
そして雲も良い感じですね。
山形からの鳥海山
秋田県も満喫していますねぇ~。これは折渡峠(秋田県道69号線)
折渡峠
秋田県といえばコレ!的な国道101号の男鹿総合観光案内所にある巨大なまはげ像です。
男鹿なまはげ
これを見ると、秋田に来たなぁ~~って思いますね。
お気に入りの一枚
秋田に来たぞ~ということで、道の駅「ひない」で長野県でお世話になったしんたく山荘と灯明の湯のオーナーとスタッフへ秋田県のお土産を送りました。
ひないでは、最近孫がバイクに乗り出したというおばあちゃんに声を掛けられました。嬉しそうなおばあちゃんの顔は今でも覚えています。一緒に写真を撮ってもらいました。

内陸に入り八幡平も有名なツーリングロードみたいなので走りました。八幡平アスピーテラインと言うそうです。
八幡平入り口
八幡平からアスピーテラインのところには北緯40度のモニュメントがありました。
北緯40度系
八幡平の源太岩のところでキツネがいました。
八幡平キツネ
源太岩はこんな岩でした。もっとゴロゴロしたデカい岩が沢山ありましたよ。
源太岩
道も綺麗で気持ちがいいワインディングでしたが、ふと見るとタイヤの溝がかなり減っていてブレーキも少し鳴っている状態で、気持ちよく攻めれてなかったです笑
これは八幡平から見える岩手山。多分。
この後、岩手山の麓でキャンプをします。ちょうどこの真裏にあるキャンプ場ですね。
岩手山
真裏に来るとこんな景色です。
岩手山麓
利用したキャンプ場は「相の沢」という無料キャンプ場だったんですが、管理人の方々は地元のシルバーの方でした。人によって対応がかなり変わり大変でした。
キャンプ場そのものは使いやすく快適な数日を過ごさせてもらいました。

たつ子像で有名な田沢湖も一周し、御座石神社も参拝します。
御座石神社01
御座石神社02
たつ子象
最大水深が日本一低い田沢湖らしく浅そうですねぇ~
田沢湖浅いよ
サイクリストの集団とほとんど一緒に走っていて、邪魔していないか少し不安でした。あの人たち無茶苦茶早いからね。

田沢湖を北上して、宝仙湖を通過します。この辺りはガソリンスタンドも無いので気を付けましょう。
宝仙湖全体が見渡せる男神橋の入り口からの一枚。
宝仙湖ー男神橋
宝仙湖

北上ついでに再びアスピーテラインを通過しました。
一度通っているからゆっくり見て大深沢展望台や県境を見て回れました。
大深沢展望台
秋田岩手県境
鳥海山?
鳥海山?とバイク
フロントタイヤにホワイトリボンが入っていますね!しっかり前日にタイヤ交換の作業をしてもらっています!
思う存分攻めて走る事が出来ました。安心できるっていいですね。
キャンプ場へ戻るタイミングで道の駅「雫石あねっこ」で地元のお米を購入。今回は5kg!
雫石あねっこコメ
なんかもうこういったのが楽しみになりつつありました笑。

この相の沢キャンプ場は、岩手山の横の鞍掛山の麓にあります。キャンプ場がそのまま登山道に繋がっており明け方は地元の登山者が来ます。
テント見えるかな?自然あふれるキャンプ場でした。
相の沢テント
少し歩いた登山道はこんな感じ
鞍掛山登山道
一人で入れる山じゃないと思い引き返しました。

岩洞湖も行きましたよ。湖の前後の道が本当に気持ち良かったです。
岩洞湖前
岩洞湖
岩洞湖後ろ
天気も良いし最高でした。
国道455号を走っていくと、道の駅「三田貝分校」があります。校という名が付いている通り、校舎の様でした。
三田貝分校
ずっと走っていると岩泉町に入り綺麗な川も見え始めました。小本川かなぁ?
川
この辺りは自然も豊かで交通量も少なく、とても気持ちがいい道でした。
写真見てると全て載せたくなり、キリがないです笑

そして気が付いたら太平洋側に出ていました笑
太平洋側
白い岩、浄土ヶ浜か?
浄土ヶ浜?
歩道のコンクリのずれ。なんかあったっけ?
歩道のズレ
再び内陸へ入り、田代平高原へ向かいました。
無茶苦茶冷えた覚えと、刺さるメッセージがありました。
田代平
田代平のはがき
風に会えるっていいですよね。天気が悪いのが残念ですね。

再び太平洋側に戻り、十府ヶ浦公園を見つけました。
十府ヶ浦公園は東日本大震災のがれき等が保管されていました。
十府ヶ浦公園
がれき02
がれき02
こういったモノを見ると辛くもあり、なぜ私は生きているのか。そんな事を考えてしまいます。
久慈をぐるっと回るように走ります。
久慈遠目
久慈壁
綺麗な川。久慈川でしょうか。
川

いよいよ南下していきます。
相の沢とバイク
まずはしんたく山荘のオーナーから勧められていた「宮沢賢治記念館」へ、そして近くのイギリス海岸へ行きました。
宮崎記念館
宮沢賢治ゆかりの地
いぎりす海岸
イギリス海岸
と思いきや、やっぱり東方面、岩手県側へ走ります。
川沿いの改装路
岩手と川
岩手県の重茂半島へ入ります。
重茂半島01
重茂半島02
重茂半島03

この辺りはまだ復興していて、工事現場が多かったです。
こういった姿を見ると、私もがんばろう!と思います。
三陸工事01
三陸工事02

大船渡市が近いお吉浜海岸付近に木川田石油というガソリンスタンドがあります。
そこは昭和三陸大津波の記念石も近くにあり、東日本大震災でも甚大な被害を受けたそうです。
その復興のためのステッカーを作っていました。
木川田ステッカー
木川田石油さんで東日本大震災の話を聞き、この付近には色々と残されている事を教えてもらいました。
その中で一番のお勧めが潮目でした。

潮目は津波のがれきで作られた建物
潮目1
潮目2
潮目3
中には時系列に整理された写真などもあり、資料館としての役割もあります。
時系列1
時系列2
時系列3
こういうところはいけませんね。
ぜひ行って、感じてみてください。

少し内陸部へ入り道の駅「種山ヶ原」で宿泊しました。
種山ヶ原キャンプ
夜の内からテントの外は結露でべちゃべちゃになっていました(笑)いかに寒いかですね。
標高が少し高いのでその分冷えたんですね。
翌朝、テントを乾かしていると四国のナンバーのカブが来ました。北海道帰りらしく、のんびり帰っていくみたいです。
四国のカブ
テントが乾いたら私も出発です!
種山ヶ原出発

翌日は陸前高田にある奇跡の一本松へ
一歩松のじおらま
一本松遠目
一本松1
2016年の東北ツーリングの際にも寄りましたが、その時は観光シーズンで観光バスや人がとても多く近寄れなかったです。
今回は人も少なく、近くまで行ってゆっくり見ることが出来ました。
前回も思いましたが、かなり整備されていて驚きます。
一本松の駐車場から、一本松本体へは少し離れています。下は駐車場です。
一本松駐車場
そして駐車場にあるトイレです。
一本松トイレ
この駐車場から、2~3分歩いて一本松の近くまで行けます。
一本松の奥には、残された建物もあります。
一本松がれき
こういった建物も資料として残すか、いつまでも思い出してしまう等の理由で撤去される物もあります。
地域住民の意向に沿って判断されているらしいです。

一本松を出たあたりから、やけにカラスが目に付くようになりました。
一羽のカラスに先導されるように走っていると唐桑半島の先端にある御崎神社へ行っていました。
御崎神社鳥居
御崎神社02
参拝はしっかり行います

天気が良い中でがっつり走るとお腹減るんですよね。
南下した気仙沼市の道の駅「大谷海岸」で腹ごしらえです。
大谷海岸バイク
大谷海岸昼ご飯
走っている分にはとても快適で気持ちがいい場所
東浜街道
道の左右では工事をしている場所が本当に多いです。道路を作っていたり堤防を作っていたり。
道路を作る
堤防を作る
それにしても綺麗だ。宮城県の女川町当たり


あまりにも気持ちが良いので自撮り
石巻地鶏
再び内陸に入り牛野ダムの無料キャンプ場で一泊です。
ファミリーキャンプが多く、端っこの方でテントを張りました。ss
牛野ダム01
牛野ダム02

夜もあまり眠れない日が続き気分も沈みがちな日々でした。
走っていても楽しくなく、なんのためにやってるんだっけ?と自問自答ました笑
とにかくご飯のレパートリーは増やさなきゃね。もうずっとレトルトカレーか卵かけご飯でしのいできました。
食事は精神面に与える影響は本当に大きいですね。

この辺りで日中に走っていると空腹に襲われた事がありました。普段はお昼ご飯は食べずに走れたのですが、無性に空腹になり嫌な汗も出てきたことがありました。やむなくホームセンターでお菓子とコーラを昼ご飯の代わりに食べてしまいました。
食べると変な汗は収まったんですが、次は胃の負担が大きく気持ち悪くなりました(笑)食べても食べなくても変な汗が出るなら食べないほうがマシでした。

この辺りは最上川周辺と奥の細道にゆかりがある場所が多いんですね。地図片手にぶらぶらしていました。そしたら見えますか!?
奥の細道山山伐峠
この休憩所はハスの花が大量に植えてあり、管理もしているそうです。

道中も最上川に沿って走るところが多く、天気も良く快走でした。
やはり天気がすべてを決めていますね。
世の中の絶景と言われる場所は、天気に大きく左右されると思ってしましますね。
どんな絶景でも、その景色に合わない天気だと全く違った景色になってしまいますもんね。

ここまで来ると「日本一周してやる!」という気概も無く、どのタイミングで家に帰ろうか、まだ帰らなくていいよね、むしろ帰りたくない。と思っていました。
なのでもう惰性に近いと思います笑

蔵王をゆっくり見たかったので福島県に移動をし、市営あだたら高原の無料キャンプ場に入った時にはこんな積載でした(笑)

荷崩れ


ここまで荷崩れしたのは初めてで、よくこけなかったですよねっ!
このキャンプ場、シーズンは結構人が来るようで、私は三泊ぐらいしましたが入れ替わり立ち替わり3~4組ぐらいいました。

福島県合戦場のしだれ桜を見にいけました!
合戦場のしだれささくら
瀬戸内寂聴02
合戦場のしだれ桜00
合戦場のしだれ桜01
合戦場のしだれ桜02
とても立派ですよね。
そしていまだに帰ることができない避難区域
避難区域
二つ目の避難区域の通行止めの場所にあった行司の滝
行司の滝への道01
行司の滝への道02
行司の滝への川
そこそこの林道を走り見えてきた駐車場にバイクを止め、歩くことしばし。
結局歩道も通行止めになっていて滝までは行けませんでした。代わりに福島県道36号から見えた名もなき滝を載せておきます。
名もなき滝

そして福島で最も、この日本一周で最もかも。忘れられない景色になった磐梯吾妻スカイラインと浄土平へ
浄土平へ行くまではこれだけガスっていたのに、
浄土平への道ガス
国見台
浄土平へ登っていくとこの快晴
浄土平01
浄土平02
浄土平03
これは忘れられない景色なんですよね。そして路肩には
浄土平路肩
「窓を閉めて走行してください」の看板。濃い硫黄のにおいがしました。
窓も無いバイクで路肩に駐車して撮った写真です。
浄土平下から01
浄土平下から02
浄土平下から03
ゆっくり見たいじゃんね。
浄土平は本当に忘れられない景色を見せてくれました。ここには日付を変えて2~3回走りに行きました(笑)

羽州街道へ走りに行き、小坂峠付近で赤い鳥居をくぐり、
羽州街道
展望良好!
羽州街道の絶景
羽刕街道小坂峠
そして七ヶ宿へ
七ヶ宿
七ヶ宿に感動したら阿武隈川ラインへ
阿武隈川ライン
この道も走りやすく景色も良く好きな道です。流しながら走るのにとても気持ちがいいです。

この像はなんだ・・・
謎の像

摺上川ダムに行ったときには進撃の巨人みたいな壁を作って遊んでいました。イエェガァァーー

本当の壁

摺上川ダム本当の壁


摺上川ダムフェイクの壁

摺上川ダムフェイクの壁


デジカメ本体の角度を変えただけでこれだけ見える世界が変わる。

国道399号が道路災害の為に稲子峠へ迂回していました。
稲子峠
森の中を走る道で本当に気持ちがいいです。
稲子峠

後半部分は本当にうろうろしていました。
自宅の部屋のレイアウトや窓から見える景色も思い出せないくらいになってきて、旅という非日常が日常になり、帰るというタイミングを完全に逃していた時期でした(笑)
そんな時に台風18号が近づい来ていました。

日本一周中、初めて台風のルート上にいる私。わくわくしながらも不安も少しありました。
FaceBookに「キャンプ場で台風を迎え撃ちます」との趣旨を投稿していたら先輩方からは「安全な場所に入ってください」とのコメントを多くもらい、あっさりと非難しました(笑)
避難すると決めたら雨に濡れる前に避難場所を探します。目標はネットカフェ。
丁度屋根付きの駐輪場があるネカフェを発見できました。暴風で倒れないように荷物ロープでガッツリ固定して入ります。
inネカフェ

結局二日間ネカフェから一歩も出ずに寝泊まりしてました(笑)
漫画にネット三昧の二日間でした!
調べているとこのネカフェ、某アニメの聖地になっている橋が近くにある事を発見しました。
奥多摩大橋
ちなみに奥多摩大橋です。

台風が過ぎ去りネカフェをチェックアウトして駐輪場に向かう時は少しドキドキしました。
いたずらされていないか、風で倒れていないか、風で飛ばされてきた木の枝なんかで傷が着いていないか。。。
水滴すら着いていないのに驚きました(笑)
というか、本当に台風来たのか?そんな思いがよぎりました。
しかし、走っていると至る所に倒木なんかがありました。
奥多摩の倒木
倒木

神奈川県でずっと応援してくれていた方に会いに行きました。
待ち合わせ場所のショッピングモールの駐車場の一コマ
駐車場
この方とはあえて写真は撮っていませんが、趣味の合うお方で音楽の話、アニメの話に終始してしまっていました(笑)

そして道の駅こすげでお会いしたご夫婦から安全祈願でピーポー君のステッカーを張られました頂きました笑
ピーポー君

自然一杯の大菩薩ラインを通ります。
大菩薩ライン
このあたりから富士山が見え隠れして少し感動してきました。テンションアゲアゲでした。
大菩薩ライン富士山

そんなこんなでバイトをしていた長野県へ戻ってきてしまっていました。
実はまだ行っていないビーナスライン
ビーナスライン
印象深い木
特徴的な木
俺みたいにひん曲がってますね。
日本一周中にビーナスラインは三回ほど挑戦しましたが、あまり良い天候に恵まれずに終わってしまいました。
少し足を延ばして妙義山にも行っています。
妙義山
この辺りは天気が難しいですね。晴れれば絶景なんですが、晴れってあまり無いんですよね。

国道を走っていると突然滝が現れます。
案内板も無く突然現れるので焦ります。
名もなき滝
この滝は三度ぐらいチャレンジして、やっと駐車場にバイクを停めてジックリ写真を撮れますが、それはまた後日なんです。

バイトでお世話になった灯明の湯へお邪魔しました。もちろん温泉とキャンプです!
しんたく山荘
荷物を降ろさせてもらって近場の観光地へ行きます。JR最高地点と野辺山宇宙電波観測所ですね。
JR最高地点
野辺山
翌日は、北海道に一緒に渡ったタケルの家に押し掛ける予定だったので、長野から静岡へ一気に下ります。

夜にタケルと合流してお世話になりました。
タケルと翌朝
タケルと合流
タケル家には大きなゴールデンリトリバーが居て、懐いてくれました。

この頃に祖父が入院していて、会いに行くか本気で悩んでいました。
なんとなく、この機会を逃したらもう会えないと思っていました。
気分的にはまだ走り足りなかったので帰るという選択肢は無く、会いに行くか行かないか、の選択肢でした。
朝目が覚めた時に、祖父の事を考えていたら会いに行こうと決めて寝ました。
翌日は再び長野へ北上していました。

手持ちの地図だと通行止め区間がある道が気持ち良さそうだったので、気にせず走ってみました。
トンネル
兵越峠と大鹿村の入り口
兵越峠
大鹿村
道的には気持ち良いですが、片側一車線で土を積んだダンプも多くスムーズに走れなかったり景色を遮られたりしましたが、走っているとスカッとする道でした。
長野県の山の中の無料キャンプ場に入りましたが、林道を走り人っ気が全くないので不安な一夜でした。
真夜中に目を覚ますと、ひそひそ声というか動物の足音というか区別が付かない音がしていました。
キャンプ場までの道のり
キャンプ場

心にずっとあったのは祖父のことでした。国道152号を走っていると、無性に気になる場所がありました。
普段は気にしないんですが、やけに気になったのでバイクに急ブレーキをして路肩に駐車します。カーブの場所は避けて出来るだけ安全を確保して路肩を歩きました。
少し歩くと水上様の岩がありました。
水上様
大国玉神
恵美須神
折角なので安全と無事を祈っておきました。

やっと名前の無い滝の前に来れました(笑)
瀬戸の滝というそうです。
瀬戸の滝
かつては修験者の修行の場所だったらしく、不動明王が祭られていました。見つけるのに苦労しました(笑)
不動明王

この翌日の朝5時頃に母からのメッセージが入りました。
おじいちゃんが亡くなった。
帰るか悩みました(笑)悩んじゃったんですよね。
ちなみに母は「葬儀には来てほしい」と言ってくれて父は「そんな精神状態で走ってほしくないから来るな」と言われていました。

自分の中でもこれが一つの区切りと思ったので、帰宅を決めました。
下道で帰ってもその日の内には地元へ行けると思ったので、出来るだけユックリでも急いで帰路に着きました。ここで事故ってたら元も子もないので。
通夜のお勤めには間に合いませんでしたが、お勤め後の会食には間に合い親族一同に挨拶をして、翌日は葬儀に参加出来ました。

これにて、私の日本一周ツーリングは無事に終えることが出来ました。
最後
だらだらした文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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