バッテリー上がりの症状と対策

バッテリートラブル

本格的に寒くなってきてあまりバイクに乗らない人も増えていると思います。
そうなると増えるのが”バッテリー上がり”です。

この記事ではバッテリーが上がってしまう前、上がってしまった後、それぞの対処法を書いておきます。

バッテリ上がりの症状

まずはバッテリー上がりの症状から説明します。
キーをONに回してセルと押すと高速で「カチカチカチ」のような音がします。
この音については以前俺のバイクがバッテリー上がりをした時の動画があるのでご覧ください。

この音がするのはバッテリー上がりをしてしまってる状態です。こうなるともう完全にバッテリーに電力が無い状態で手遅れです。
こうなってしまう前になにかしらの対策をしましょう。

バッテリー上がりへの対策

バッテリー上がり

そもそもバッテリー上がりはバッテリーに電気が溜まっていないので、バッテリーに電気を蓄えれれば解決します。
その方法は、
・他の車両から電気を分けてもらう(ジャンピングという手法)
・充電
・バッテリー交換
があります。
一つずつ見ていきましょう。

他の車両から電気を分けてもらう(ジャンピング)

他の車両から電気を分けてもらう方法をジャンピングといいます。
ジャンピングにはブースターケーブルという電気を繋ぐ線が必要です。
こういうのですね。

ブースターケーブルは太さによって許容電流値が違うので、バッテリーが上がった車両や助けてくれる車両の大きさ(主に排気量)に注意しましょう。
長さは3mあればギリギリ届くくらい、5mあれば余裕で届きます。

すこし余談
俺のバイク、ハーレーダビッドソンの98年式FLSTC(1380cc)では100Aのブースターケーブルを使っていますが、今のところ問題無く使えています。
このバイクのエンジンの圧縮率は高くて、セルを回すのにとても大きな電力が必要だと聞いていたので大きめのサイズを購入しておきました。

このブースターケーブルでバッテリーが上がった車両と、救援車(エンジンがかかっている車両)を繋ぎます。

繋ぎ方は紹介しているサイトが多いので他サイトさんに任せますが大まかに説明に留めますね。
ブースターケーブルの赤い方のケーブルを、バッテリーが上がった車両バッテリーの+側に繋げてから救援車バッテリーの+側に繋げる。
ブースターケーブルの黒い方のケーブルを、バッテリーが上がった車両バッテリーの-側に繋げてから救助車バッテリーの-側に繋げます。
これで車両が繋がったので、救助車側のエンジン回転数を上げて(アクセルを少し踏んで)バッテリーが上がった車両のセルを回せばOKです。

経験談
バッテリーが完全に死んでしまっていると、ブースターケーブルを繋げて5分程たたないとセルが回らない事があります。
ブースターケーブルで繋げたとは言え、セルを回すのに使う電力は死んだバッテリーから供給されるので、ブースターケーブルを繋げた状態で焦らずゆっくり待ちましょう。
バッテリーじゃない故障かと思いヒヤヒヤして待っていました(笑)

ジャンピングの問題点

たった一人

さて、ジャンピングの問題点はなんといっても、他の車両が必要だと言うこと。
上記の動画はガソリンスタンドだったので、店員さんにお願いをして車両とブースターケーブルを用意してもらい解決が出来ました。
ところがこれが山奥だったり、人も車も無いとお手上げになります。

そしてもう一つの注意点が、ハイブリッド車両や電気自動車に救援をお願い出来るかどうか分からないという点です。
ハイブリット車両は一般的なバッテリーを積んでいるのが多いですが、エンジンが動いた状態にしないと救援車のバッテリー電力を全て使ってしまう場合があるので要注意です。

それらの問題をすべて解決してくれるのが「ジャンピングスターター」という物です。
楽天市場15冠達成!バッテリー上がりはこれで解決!【ジャンプスターター LUFT】

他にも沢山のジャンプスターターが出ていました。

このジャンピングスターターがあれば、他の車両は無くてもエンジンを掛ける事が出来ます。
しかもUSB端子が付いているのでスマホなどの充電も可能ということでモバイルバッテリーとしても使えます。
便利なのが出てるんですね。

充電

充電

次はバッテリーを充電しておくという方法です。

バッテリーは電池なので使えば消耗しますし、乗らない時でも車両に繋げておくだけで少しずつ放電しています。特に最近のバイクは時計を初めとした電動装置が多いので待機放電が多くなっています。

長期間乗らない時や、気温が下がる冬場は乗る前に充電器を使って充電しておくと、始動する時手間取らないのでお勧めです。
バッテリーを外す事になるので、時計などの設定がリセットされてしまう場合があるので気を付けてください。

物としてはこうゆうのがあるんですね。

バッテリー充電で気を付けてほしいのは、急速充電は極力しない方がいいです。
短時間で充電できますが、規格外の電流を流す事になるのでバッテリー本体の寿命を短くしてしまいます。
なので、「普通充電」や「維持充電機能」などで充電がおすすめです。
普通充電でも24時間も充電しておけば、その時の容量の100%まで充電出来ます。

バッテリー交換

これが最善です。
ただ、最もお金が掛かってしまう方法なので最後まで足掻きましょう(笑)
ちなみに、バッテリーの交換目安は2年2万kmです。
バッテリー買うならここですね。
バッテリー
同じ車種でも年式やグレードによって型式が違うバッテリーを使っている事が多いので気を付けてください。

上記の「ジャンピング」と「充電」も原則としては応急的な処置です。
一度上がってしまったバッテリーは交換した方が安心して乗り続ける事が出来ます。

原則以外はこの時期に多い氷点下まで気温が下がってしまうと、バッテリーの中で行われる化学反応が弱くなるので電力が著しく低下しバッテリーは上がりやすくなります。
その場合はバッテリーの劣化ではなく、化学反応が弱くなってるだけなので大丈夫な事が多いです。
ジャンピングや充電してエンジン始動して、20km以上走ってみて再始動出来れば大丈夫です。

バッテリー上がりの対策でした

今日12月12日はバッテリーの日という事で、バッテリーに関する記事を書いてみました。
以前長野県に2年程住んでいた時期があり、冬場は何度もバッテリー上がりを経験しました。
俺は毎回ジャンピングで対処しましたが、バッテリー上がりが常に心配で頭に引っかかっていました。
なので本当は交換が一番のおすすめです。

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