【映画レビュー】英国王のスピーチ

人前で演説をする事の多い英国王が吃音で悩み、吃音を克服していく映画です。
私も吃音に悩んでいたので、何か刺激を貰えるかもしれないと思いDVDを購入しました。

登場人物

主人公は小さい頃から吃音に悩む王様の次男ジョージ六世
その妻エリザベス妃
そして、吃音の改善をする医師ライオネル・ローグ

主要な登場人物はこの三人です。
このシンプルさが好きな理由な一つでもあります。
ごちゃごちゃしていないのは正義!

本当はもう少し居ますが、政治家だったり宗教家だったり、本筋には関係なかったりするので個人的に除外しました!
ごめんね、演者さん。

ストーリー

ジョージ王子が大勢の前でスピーチをする場面から始まります。
スピーチの原稿を見て話そうとしますが、言葉として何も出てきません。
この場面は吃音持ちからすると、汗が滴り落ちる場面で嫌な思いしかしません。
初っ端からとても苦しい嫌な場面から始まりますが、耐えましょう。

城の中でも吃音症状が問題になっているみたいで、治療と称したシーンが映されますがその内容が、
デカいビー玉の様な物を5~6個口に含んだ状態で話すという荒療治。
更に吃音は精神的なものという理由で、タバコを吸って精神的に落ち着かせるという治療法。

この治療法に違和感を持ったエリザベス妃が言語聴覚士のライオネル・ローグの診療所という名の自宅へ訪問
普通の意思とは違った無礼な態度のローグを気に入ったのか、新しい風を期待したのか、エリザベス妃はローグをジョージ王子へ紹介するのが発端です。

ジョージ王子とローグの出会い

ついに王子とローグの出会いです。
エリザベス妃の時と同じように無礼な態度で、ローグの一貫性を感じました。
王室の人だからと言って畏まる必要もなく、一人の人間として同じように接する。
そんなローグに憧れを抱きました。

ジョージ王子は無礼な態度に怒り帰ろうとしますが、ローグに現金で賭けを持ち掛けられます。
その賭けの内容が、王子はヘッドホンをして自分の声が聞こえない状態で本を朗読し、それを録音する。
という内容。

怒り心頭の王子は賭けを行いますが、終わった瞬間に怒ったまま帰ります。
後日、その録音を聞き、滑らかに本を読んでいる自分の声を聴きました。
そして再びローグを元を訪れます。

ローグの吃音改善の始まり

賭けの件から疑心暗鬼になりつつローグの事を信頼し始めたジョージ王子。
ドクターローグと呼ぶが、ローグ本人から
ドクターはやめてくれ。ただのローグと呼んでくれ
と言われます。

ジョージはローグの指導の下、口の筋肉のトレーニング、呼吸や発声の訓練を繰り返し、信頼関係を築いていきます。
その中で、ジョージ王子は「生まれつき吃音だ」と主張しますが、ローグはそれを否定。
「生まれつき吃音なんて人はいない。独り言でも吃音なのか?歌うときは?」と吃音になった本当の理由を聞き出します。

そんなと時に、ジョージ王子の父が亡くなりジョージの兄が王座に即位します。
ジョージの兄は王には相応しくない、ジョージが王になるべきだ。
とローグに言われ反逆罪、平民のローグには分からないと怒り決別します。
こういったシーンは決まって雨ですよね。それも大雨でしたよ。

ローグは謝罪しようと何度かジョージの元を訪ねますが、
忙しい。とても忙しいのです。
との理由で会ってもらえませんでした。取って付けた様な言い訳ですよね(笑)

ローグとの再会

ですが、ジョージの兄が素行不良で一年も立たないまま退位してしまう。
再び人前での演説が増えるジョージ。
吃音に悩むジョージ
どうするジョージ

ローグに謝罪し治療を再開しました。

戴冠式にローグを出席させ、自身の近くに座らせる事を提案するが、大司教が反対。ローグの事をよく思っていないようです。
大司教にローグの事を調べられ、医療資格の資格をなにも持っていない事をジョージ国王へ報告。
冒頭の方の”ドクターと呼ばないで”は自分でも自覚していて、誤解を招かない様にしていたんですね。
ちなみに、ローグ自身一度もドクターや医師と感じさせるような言動態度は取っていないです。

ちょっと起こり気味のローグは王様しか座れない椅子に堂々と着座。あえてジョージ国王を挑発。
驚くほど素直に怒り、言葉が滞りなく出てくるジョージ国王
ローグがとてもカッコいいです。

国民を鼓舞するラジオ放送

戴冠式も無事に終わり、正式にジョージ国王の誕生です。
そんな中、他国から宣戦布告を受けて侵攻の危機になります。第二次世界大戦の始まりです。
ジョージ国王は国内全土に向けて国民を鼓舞する放送を急遽演説、ラジオ放送をする事になります。

急いでローグを呼び最後のアドバイス、現場の調整をします。
吃音を出しつつ、落ち着いて演説を無事にやりきります。

演説をやり切ったジョージ国王、それを優しく見守るローグ
感動します。

単純な映画じゃない

英国王のスピーチは単純な吃音向けの映画じゃなかったです。
笑いあり、苦悩あり、感動あり、大人の事情あり
軽い気持ちで見始めましたが、こんな感情が出てくる映画とは思いませんでした。
良い意味で色々裏切ってくれる映画です。

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