初めてのソロキャンプの思い出

バルカン1500キャンプ

初めてのソロキャンプの事を書いておこうと思います。
今では日本一周をするまでになりましたが、初めて一人でキャンプした時は辛かったなぁ~としみじみ思います。

ちなみに、2014年10月の事です。
バイクはバルカン1500クラシックでした。

ソロキャンプまでの道のり

友人とキャンプツーリングは経験していました。
なので、一通りの道具は持っていたし、使い方も知っていました。

永ちゃんとキャンプ

一人でツーリングキャンプは事前にシッカリとした準備が合った訳ではなく、突然行きたくなり当日キャンプ場を調べました。
行きたくなった当日に調べて、荷物をバイクに積み、出発する。
まさに、アメリカンバイカーのソロキャンプツーリングの幕開けでした。

バルカン1500積載

ちなみに、キャンプ場は自宅から150km程離れた静岡県秋葉神社前キャンプ場です。
300円のキャンプ場で、川あり山ありで車両の乗り入れが出来る完全フリーのオートキャンプ場です。
この日以降、一人でキャンプしたくなったらこのキャンプ場へ行く事になります。

初めてのソロキャンプの食事

キャンプ場へ着いて、受付も済ませて、設営した後はノンビリ酒飲みながら散策していました。
他のバイク乗りの方も数名いて、お互い干渉しすぎず挨拶だけしました。

初ソロキャンプ設営

散策に満足する頃には日も落ちてしまい、空腹だったので晩御飯にしました。
あらかじめ買っておいた焼きそば(ソース)と野菜をフライパンで炒めるだけの簡単晩御飯でした
ちなみにフライパンはクッカーセットの蓋タイプのやつを使用していました。

実家でも簡単な料理はしていたので、
焼きそばぐらい簡単に作れるやろ~
と思っていました。

キャンプ飯

日本一周中の飯

ところがどっこい。そんな簡単じゃなかったんです。

まず、家で使っていたフライパンはテフロン加工がしてあるタイプなので焦げ付きにくい。
対して、蓋兼フライパンは焦げ付きにくい加工はしていない。
もうお分かりですね。
焼きそばの麺はフライパンにくっ付き、とても食べられる物にはならなかったです。
食べましたけどね。しっかり。食べれる範囲で。

食事中の問題がもう一つ。
手持ちのランタンが少なく、十分に照らせませんでした。

東日本一周ツーリング時

ポップアップランタンを二つ程持っていきました。
しかし、光量が少なく、下から照らされるので手元が上手く照らされませんでした。
途中から何を食べているのか分からなくなり、不安になりました。
もし、虫が混ざっていても分からなかったくらい光が足らなかったです。

ソロキャンプに限った話ではないですが、ヘッドライトは持って行ったほうが良いです。

初めての一人キャンプの夜

食事の片付けも終わり、後は寝るだけです。
周りのキャンパー達は家族だったり友人同士の集まりだったりして、まだまだワイワイやっています。

そんな中、一人っきりでテントの中で寝袋に入る。

とても寂しくなり、心細かったです。

目を閉じると家族の笑顔が思い浮かびました。
母や姉、姪っ子達の笑顔
とても寂しかったのを覚えています。
今すぐ撤収して帰ろうか、とも思いました。

周りのキャンパー達の賑やかな声と空腹感が寂しさに拍車を掛けます。

自分はこんな場所で何をやっているんだ、
あ~早く帰りたい、オカンに会いたい
とか思っていました。
とんだマザコンですね(笑)
ですが、真剣に思っていました。

ポータブルラジオで寂しさを誤魔化しなんとか夜を過ごしました。

初ソロキャンプで迎えた朝

ラジオをお供に夜を過ごし、孤独死する前に朝を迎える事が出来ました。
そんな孤独を経験した後だからか、一歩大人に近づいた気分でした。

孤独を乗り切った朝

日本一周中四国で迎えた最高の朝

考えてみれば、ずっと実家暮らしで親元を離れて”一人で夜を過ごす”というのが無かったかと思います。
もちろん外泊はありますが、必ず友人と一緒でしたので。

朝の新鮮な空気を満喫し、夜露で濡れたテントを乾かしてから撤収です。
あの孤独を乗り切れたので朝になると、
このまま帰るのが勿体ない
もっと走ってもっと遠くへ行きたい
と思うようになっていました。

バルカン1500キャンプ

まさかこの後、バイクを変えてキャンプしながら日本一周するまでになるとは思いもしませんでしたけどね(笑)

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