これまでのあらすじ~2017年日本一周ツーリング~
2017年4月9日~4月16日 出発から淡路島上陸~日本一周ツーリング第一章~
2017年4月16日~5月1日 淡路島から四国脱却まで~日本一周ツーリング第二章~
2017年5月1日~5月15日 岡山から沖縄上陸~日本一周ツーリング第三章~
2017年5月15日~5月21日 沖縄上陸から沖縄脱出~日本一周ツーリング第四章~
2017年5月21日~5月27日 九州着から脱出まで~日本一周ツーリング第五章~
遂に八章、北海道終了まで来てしまいました。
当時は、もう北上する事はなく、終わりも見えてきて寂しさを感じていました。
というか、北海道の地図と本州の地図って違いすぎますよね。道路の密集具合とか全然違って戸惑う事が多かったです。
そして、キャンプ場や道の駅の少なさに不安を抱いていました。後とても走りづらいのな。
フェリーの甲板から見えた楽しそうなガールズ
北海道から大間へのフェリーで酔ってしまいグデっていると、おじいちゃんが船上でアイスをくれました。ありがとうございます。船の中でアイスも売っているのか?
東京から来ている沖縄出身のDS400乗りの方と仲良くなったので、連絡先を交換し関東での再会を約束しました。この方にタイヤの減り具合を指摘してもらいヤバさに気づきました。
思えば鹿児島で交換した以来なので、正しく日本縦断してくれたタイヤでした(笑)
とりあえずの目標が出来たので青森の市街地へ。
その前に恐山と、尻屋崎へ寄っていきました。恐山は入山まではしませんでしたが駐車場でウロウロしていました。
大自然を突き進むような道で、硫黄の匂いがすごいするので無性にタマゴが食べたくなります。
青森で三泊程お世話になる、無料キャンプ場月見野森林公園へ行きます。
青森と言えばねぶた祭が有名ですが、祭り期間中に無料開放される青森港キャンプ場が嫌な人が使うキャンプ場のようです。
ここで裏管理人の人と毎晩火を囲んで過ごしました。それが原因でデニムに火の粉が飛んで後々ダメージジーンズになってしまうんですけどね・・・
とても良いキャンプ場と、裏管理人でした!
石川さゆりさんの津軽海峡冬景色で有名になった龍飛崎へ行き、階段国道(国道399号)を歩いてきまいた。
結構長くて大変でした。汗だくになってしまいました。
この辺で迷子になり、地元のご夫婦に話を聞いても理解出来ない場合があります。特に老夫婦に声をかけてしまうと。もはや日本語ではない言語かと思われます。
龍飛崎へ行く途中にあるPAのようなところで、愛知県から会社が嫌になり車で飛び出してきたという青年に会いました。これから北海道へ行くとのことでしたが、今なにやってんのかなぁ~。元気かしら。無事に帰っているといいな。
しばらく滞在して青森を代表する奥入瀬渓流、十和田湖、八甲田を楽しみました。
青森と言って印象に残っているのは、八甲田山の雪中行軍遭難者の像です。
この像の目がとても優しかったのを覚えています。
とても優しい目をしていて、遠くを見ていました。
この像を過ぎて十和田湖まで快走路が続きます。
そして、青森の十和田湖で日本一周出発前にもお世話になった、マーシャさんから連絡が入ってました。
話を聞いてみると、夏休み期間に長野県南牧村のスポーツ合宿所でバイトを募集しているとの情報をくれました。
オーナーさんとも直接やりとりして、悩みましたがやってみる事にしました。
そうと決まれば髭を剃って髪を切って身支度を諸々しないといけません。
先程のマーシャさんは女性ながらに四国八十八遍路を満願後に剃髪しているので、坊主頭にする(中途半端な短髪にするという選択肢は無い)なら、マーシャさんにやってほしい!と強く思い、その旨も連絡したら快諾してくれました。(後に分かったが、床屋さんでした笑)
とりあえずマーシャさんがいる神奈川県を目的地として、バイトに間に合う様に移動を始めます。
青森から秋田へ下る際に風車道や、寒風山を通りました。
この時の寒風山から見た景色はとても印象に残っています。町と山と海。雲も少なく、きれいに遠くまで見えていました。
目的地と期日が決まれば焦ってしまう俺の悪い癖が出そうだったのと、この翌日に大雨になったので田沢湖から栗駒山へ回ったりして岩手県へ抜けましたが、大雨で写真がない・・・
達居森と湖畔自然公園キャンプ場(牛野ダムキャンプ場)で一泊しましたが、雨という事で翌日も気分が全く上がらず。
翌日も小雨が続き、12時頃にだらだらと撤収。重い腰で方向も決めずに走りだしました。
バイトへ行くと決めたが、バイト後をどうするかとかは全く考えていなかった。再び東北へ戻るか、帰るか。少し悩んだり、不安に思いつつ約束の日程に間に合うように移動しました。
雨ばかりでず~~っと栃木県まで下ってしまいます。
栃木県では宇都宮市森林公園のキャンプ場を使わせてもらいました。
ここのキャンプ場はとても設備が整っていて、警備員が付く程です。これが無料!
ただアクセスが無茶苦茶不便です。周辺は一方通行で何度も行ったり来たりしました。
通常は三日以上前の予約が必要ですが、無理行って使わせてもらえました。
ここら辺は時期的にか雨が多く、気分も憂鬱で病んでいました。
もうこの時期の救いは
早くマーシャ宅に行って屋根壁があるとこで、雨に濡れずに寝たい
それだけでした笑
なんとかマーシャさんの地元へ着き連絡すると、
駅で消防団の活動しているから部屋に入ってユックリしてて~
との事だったので、暇を持て余し見に行きました。
すぐに発見しましたが目を逸らされたので「あ、邪魔しちゃいけないなぁ」と思いスルーして部屋でおとなしく待っていました。
後に確認すると「見てないよぉ」との事だったので、単純にやばい奴だと思われ目を逸らされた可能性が浮上しました。
マーシャさんの計らいで、仲間内でビーガンカフェ「2bananeira.」へ。
辛い物祭りをしていて激辛メニューが多くとても美味しかったです。
吃音も全開で話すのが苦手な私を気遣ってか、たくさん話してくれました。
翌日にはマーシャさんのご実家で朝食を頂き、床屋さん「バルビエリーア・ガラージュ」さんへ。
オーナーさんが車雑誌の元編集長という変わった経歴をお持ちの方です。カット(芝刈り)してもらっている時もトークで盛り上げてくれました。なんと「現代語訳論語」を頂いてしまいました(笑)今でも本棚に大切に飾ってあります。一応日本一周中に読了していますよ。
神奈川での一大イベント断髪式を終えるとマーシャさんも忙しいだろうに、一緒にツーリングで江の島まで行ってくれました。
珈琲ブレイクをすると流石に仕事に向かわれました。私は少し江の島を流そうと思いましたが大渋滞に巻き込まれ嫌気が差したので迷子になりながら帰宅しました。
本当に、渋滞や迷子になるとだめですね。苦手です。
翌日にマーシャさんとお別れし、バイト予定地の近くまで行きます。
別れ際に写真を沢山撮ってくれました。最後の最後には動画まで。これはyoutubeにアップしてありますので見てね。積載してるバイクで走るのは本当にカッコいいのが分かる動画です。
そして7月28日から、長野県南牧村にあるスポーツ合宿所「しんたく山荘」そして海尻温泉「灯明の湯」でリゾートバイトを始めました。
次回はこのバイト中のことについて書いてみようと思います。